ニュースリリース

2013年 データ復旧業界の市場規模についての調査結果を発表

2014/12/12

2013年 データ復旧業界の市場規模についての調査結果を発表

XP サポート終了の一時的需要増の後、
タブレットやスマホの普及により、復旧依頼数、復旧台数ともに微減

2013 年(1-12 月)のデータ復旧市場規模について、昨年に引続き発表

HDD の復旧依頼件数は73,000 台、復旧件数は58,400 台余

データ復旧の業界団体である日本データ復旧協会(住所:東京都港区 理事長:濱田兼幸、以下、日本データ復旧協会)は、昨年(2012 年(1 月-12 月)統計)に引続き、2013 年(1 月-12 月)統計のデータ復旧協会の市場規模を発表しました。
本年は、昨年に引き続きUSB 接続の外付けHDD とNAS の数字を加え、更に昨年のPC 販売数などを加え、数字の精度をより高めました。昨年のPC マーケットの状況としては、Windows XPのサポート終了による一時的な需要増はあったものの、タブレット端末やスマートフォンの普及により前年比マイナス成長となりました。 データ復旧業界はこのようなPC マーケットの状況を反映しましたが、微減に留まりました。
結果は、2013年(1月-12月)における業界全体のHDDの復旧依頼件数は、前年比1000台低い73,000台、復旧台数は前年比800台減の58,400台と推定いたしました。
今回の復旧依頼数、復旧台数の推定根拠は下記の通りです。

① PC 販売台数はIDC 発表の数字
② ⑨ 稼働台数は経年と共に稼働率が下がる事を加味して推定
⑥ ⑬ 復旧依頼率は昨年同様、各社の経験値から算定
⑧ 外付けHDD 全体のマーケットは700 万台と予測されているが、TV の録画用が多く、PC 用を250 万台と予測
⑬ 外付けHDD の復旧依頼率は製品の性格上、PC より低く各社の推定によりPC の半分程度と予測

■今後のマーケット展望

今後のマーケットについては、個人はタブレット端末やスマートフォンの普及によるクライアントPC の使用は減少。また、業務用におきましてもクラウドサービスの普及により、業務で使用しているクライアントPC の復旧依頼は減少するものと予測しています。しかしながら、全てのデータをクラウド移行することに対する抵抗感をユーザーは少なからず持っており、RAIDやNAS といったストレ-ジ系の案件は現状維持或いは微増になるものと考えております。

●協会に対するユーザーからのご質問について:

日本データ復旧協会が設立され4年半が経過いたしましたが、最近多い質問はやはりスマートフォンのデータ復旧に関するものです。復旧ご希望のデータは多くの場合、写真、動画かゲームです。「スマートフォンのデータ復旧します」との謳い文句をHP に掲載している業者さんも散見されますが、スマートフォンに関してはiOS の場合はデータが暗号化されているため、お客様がご希望のデータが復旧出来る確率は高くはありません。

アンドロイド系は外部メモリーへのデータ移動が可能ですので、復旧の問い合わせはiOS 程多くはありませんが、暗号化されていない分、復旧の可能性は高くなります。
また、業者選びの方法や価格に関するものは継続的にお問い合わせを頂いております。データ復旧協会設立の1 つの目的はデータ復旧に関する正しい情報を利用者にお伝えするというものです。従いまして、協会参加各社はHP 記載の内容に関し正しい情報を記載しなければならないとの内部規定に沿った掲載を行っております。この点は実際に業者を選定される場合に各会員各社に電話などでご確認して頂ければと存じます。

■データ復旧サービスにおいて、多くの方が誤解されているポイント

今年の統計発表においては、データ復旧協会会員各社にデータ復旧を依頼される方の多くが誤解されていると考えられるポイントをご参考に挙げさせていただきます。ご参考にお目通しいただければ幸いです。

●誤解ポイント 1):

「データ復旧は一つで駄目なら別の業者に依頼すれば良い」

まず、「データ復旧は一つの業者に依頼して駄目なら、別の業者に頼めば良い」という考えです。これは実は大きな誤りです。データ復旧の中には論理障害と物理障害がありますが、特に物理障害の場合がこのケースです。依頼される方には論理障害なのか物理障害なのかの判別を付けるのはほぼ不可能ですが、状況を詳しく話して頂ければ、協会参加各社であれば、それが論理障害か物理障害かは凡その判断は付けられます。もし、物理障害の場合、最初の業者の技術レベルにより復旧出来るレベル(取り出せるデータの量は質)が大きく異なってきます。従って、最初に依頼する業者の選定が何よりも重要です。最初の業者での処置が後々まで響いてきます。この点をまずご理解頂ければ、業者選びは慎重に行うべきだと認識頂けると思います。

 ●誤解ポイント 2):

「データ復旧業者はどこでも同じ」

データ復旧を謳っている会社にも色々ありますが、技術レベルはそれぞれ異なります。例えばパソコンショップさんと専門のデータ復旧業者では、設備のレベルも内容も大きく異なります。また、データ復旧はエンジニアの知識、経験値にも大きく左右されますが、これは短期間で習得できるものではありません。データのファイルシステムは沢山あるので、異なったファイルシステムの知識を持っているかどうかで復旧率は変わってきます。

●誤解ポイント 3):

「高い復旧率は良い業者である」

データ復旧の復旧率は毎年80%という数字を使用しております。これは、台数ベースの数字ですが、参加各社の数字を見てもこの数字が妥当であろうと考えております。これよりも高い数字をHP などに掲載されている業者も見受けられますが、協会として復旧率は日々変化するものとの認識の下、参加各社は復旧率の発表はしておりません。協会未加盟の業者には、高い数字を掲載しているところもありますが、一般的に理解されている定義ではなく、営業上算出した数値と考えられるため、信憑性に関しては当協会としては関知しておりません。従って、この復旧率が高い業者は良い業者というのは間違った認識です。この復旧率をHP などに掲載している業者にご依頼の際は、復旧率の定義、期間、根拠のご確認を推奨いたします。

●誤解ポイント 4):

「持ち込めば直ぐに復旧してもらえる」

特に急いでいるお客様は業者に持ち込めば直ぐに何とかしてもらえると考えておられる場合が多々見受けられます。最短○○分で復旧などとHP に記載している業者もありますが、そのような短時間で復旧できるのは、復旧ソフトで復旧できる場合に限られます。別の言い方をすれば業者に持ち込まなくてもお客様ご自身でできる場合のみです。一般的にはメディアの容量やデータ量にもよりますが、早くても数時間はかかるものです。従って、持ち込んだ場合、移動時間を短縮できる位ですので、それ程大きな差にはなりません。

その他、データ復旧サービスまたは破損データの復旧等のご企画がございましたら、以下の問い合わせ先にご連絡いただければ幸いです。

【最後にひとこと】

我々データ復旧に携わる者は、データ損失による精神的、経済的損失を最小限にするという社会的責務を負っているとの認識のもと、より社会に貢献できるよう日々努力を続けています。当協会のHP にても、より有益な情報を社会にご提供できるよう活動を続けてまいりますので、ご質問など何なりとお寄せ頂ければ幸いです。
皆様の一層のご指導、ご鞭撻をお願いする次第です。

 

■「日本データ復旧協会」について

アドバンスデザイン株式会社(本社:神奈川県川崎市川崎区、代表取締役:本田正)、株式会社アラジン(本社:福岡県福岡市中央区、代表取締役:長濱慶直)、株式会社くまなんピーシーネット(本社:熊本県熊本市、代表取締役:浦口康也)、株式会社データサルベージ(本社:東京都港区、代表取締役 阿部勇人)、株式会社ワイ・イー・データ(本社:埼玉県入間市、取締役社長:濱田兼幸)のデータ復旧大手五社が、高度情報化社会の振興に伴い、社会的な意義の大きな事業分野となっている「データ復旧業界」の健全な発展を図るため、2010年1月1日(金)に設立準備総会が開催され、同年2月1日(月)より、「日本データ復旧協会」が正式に発足いたしました。初代協会理事長にはワイ・イー・データの濱田兼幸社長が就任し、お客様に対する正しい情報提供することで健全なる業界発展を図ることを目的とした協会事業を推進しています。

具体的な活動内容としては、以下のとおりです。

  1. 協会HPによる、技術情報の提供による啓蒙活動を実施する。
  2. 展示会などに共同で出展し、広く一般の方にも「データ復旧事業」に関する認知向上活動を行う。
  3. 「データ復旧」を行っている他社にも協会参加を呼びかけ、データ復旧業界のスタンダードを目指す。
  4. 社団法人化も視野に入れて、活動基盤の充実を図る。
  5. IT化促進に伴い、現在進行中のクラウドコンピューティングや仮想化等にも対応するため、各社の技術向上に努める。

※協会関連情報は、以下の専用HPでご参照ください。 URL: https://www.draj.jp

《日本データ復旧協会加盟企業:平成26年12月12日現在》 ※50音順

  • アドバンスデザイン株式会社
  • 株式会社アラジン
  • 大阪データ復旧株式会社
  • 株式会社くまなんピーシーネット
  • 富士通インターコネクトテクノロジーズ株式会社(旧社名:信越富士通株式会社)
  • 株式会社データサルベージ
  • 株式会社ワイ・イー・データ

※ご入会についてのお問い合わせは上記HPをご覧ください。

【報道関係のお問い合わせ先】
日本データ復旧協会事務局:
TEL: 03-5771-2262
E-mail : press@draj.jp
URL : https://www.draj.jp

【日本データ復旧協会への一般の方々のお問い合わせ先】
日本データ復旧協会事務局:
TEL: 03-5771-2262 (月曜日~金曜日:10時~19時まで)
URL : https://www.draj.jp